気密性が高い住宅での頭皮は抗真菌剤入りシャンプー

気密性が高く、日光が当たらないと、湿気が多くカビが生えやすくなります。最近の住宅は、昔の木造住宅と異なり日当たりが良くても気密性の高いマンションなども多く、湿度の高い日本ではカビが生えやすい状態になりがちです。エアコンにカビは発生しやすく、免疫力が低下している場合、真菌症を発症しやすくなります。冬でも寝室に結露などが生じて布団や枕などの寝具の内側にカビができることがあります。すると、脂漏性皮膚炎を起こす真菌を増殖させます。
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い場所にできる皮膚炎です。皮脂には、皮膚や髪の毛を保護したり潤す働きがあるのですが、皮脂の分泌が多すぎると、ニキビや皮脂に含まれる脂肪酸の酸化物ができるなどします。脂漏性皮膚炎は、炎症が起こり地肌が赤くなり痒くなります。皮膚が剥がれることもあり、頭皮にできるとフケがたくさん出るようになります。脂漏性皮膚炎は、皮膚や頭皮にカビの一種であるマラセチアという常在菌が原因で起こります。皮脂や汗が増えると、それらを餌にし、増殖するものと考えられています。症状が出やすいのは鼻の周辺や頭皮ですが、背中や胸に出る人もいます。頭皮の場合は、男性では脂漏性脱毛症と併発することが多く、女性では髪の毛が細くなるなどの症状が出ます。
脂漏性皮膚炎の治療には抗真菌薬が用いられます。頭皮の場合には、抗真菌剤の入ったシャンプーの使用が勧められます。病院以外でもドラッグストアでも最近は抗真菌剤入りシャンプーは手に入ります。
脂漏性皮膚炎の予防や改善のためには、皮膚や頭皮の洗浄に気をつけることも大事です。また、紫外線は症状を悪化させる原因となるため、日傘をさしたり帽子をかぶりましょう。ただし、気密性が高いと蒸れてしまい逆効果になるため、帽子をかぶる際には風通しが良いものを選びましょう。