抗真菌の副作用と環境への注意点

老若男女問わず、多くの人が悩まされている水虫は、原因となる菌が皮膚の角質層に寄生することで発生する病気です。そしてその菌が真菌と呼ばれるカビです。水虫は、足の痒みや水ぶくれ、炎症やそれに伴い皮がめくれてくることもあります。症状が重くなると、足の痒みなどによって日常生活に支障が出てくる恐れもあります。また真菌を広げてしまって、他の人にもうつしてしまう可能性があるので、水虫が出てきた際には病院で適切な治療を受けることが必要です。水虫の治療の際に使用されるのが抗真菌です。抗真菌は、真菌を殺菌する作用を持っています。患部に直接、塗布するタイプの薬や、最近では内服薬タイプのものもあります。抗真菌の副作用として、多く報告されているのが皮膚のかぶれです。特にこれは、患部に直接塗布するタイプの薬の場合に多い傾向にあると言われています。また内服薬の場合は、血液中に抗真菌の成分が薬から溶け出して、患部の真菌を攻撃すると言う仕組みが行われます。よって、その過程において胃や腸、肝臓や腎臓に副作用が出てくる場合もあるとされています。たとえば比較的軽度な副作用としては、胃痛や下痢、食欲不振などが挙げられ、もう少し重い副作用になると、胃潰瘍や肝機能、腎機能の低下、またそれらに伴う発熱や悪寒などが挙げられます。抗真菌に頼らずに水虫を治療するのは、難しいことですが、決して不可能なことではありません。そのひとつが、環境に注意すると言うことです。白癬菌は、高温多湿の環境を好み、その環境下においてはあっという間に増殖します。ですから、浴室の足ふきマットや普段から履いている靴などは適宜、減菌処理を行うことが求められます。特に家族内に水虫の人がいる場合は、共同で使用している足ふきマットやタオルについては、一層の注意が求められます。またそれと同時、患部も清潔に保ち、高温多湿を避けることが必要です。